ポイントとミリの換算
ビジネスソフトで文書を作成していて、ふと気づくことがあります。それは単位です。
文字のサイズの基本単位はポイント、罫線の太さもポイント、でもオートシェイプのサイズは、ミリ。文書全体のサイズの単位もミリです。アレって思いませんか。なぜ混在しているのでしょうか。それはDTPの歴史にあります。詳しい説明の前に、一般的な換算式を表示します。
運送会社の送り状を例にします

パソコンはイギリス人の「バベッジ」の「階差機関」が始めとされています。(1830年代)
その後、米国で発展したため、ヤード法が基準となりインチ表示になりました。
ちなみにMicrosoft WordではDTPポイント(1 pt =0.352 778 mm)を採用しています。
結果的に12ポイントの文字を使うと1inchのなかに6文字表示される計算になります。このサイズの文字がディフォルトになったわけです。

このようにコンピュータ上では、インチが基準になっています。この基準にそって、フォーム等が作成されます。
DTPで使われるポイントスケール。上がCm、下がPoint
1cmはだいたい28pointになります。多少の誤差はあるので、換算をして、誤差は修正します。
ポイントの単位の歴史的背景

ポイントは、出版において使用される長さの単位で「pt」と略記されることが多い。「ポ」と略記されることもある(例:11ポ)。パソコンでは「1ポイント = 1/72インチ」とされ、1インチを25.4 mmとすると、1 pt = 0.352 778 mmとなり、以後アプリケーションにおいて標準となった。これはDTPポイントと呼ばれる。なお日本の活字は号数制が基本である。

ポイントの歴史と定義
ポイントは複数の地域や時代に種々のシステムが成立したため、定義も一様でない。一番古いポイント・システムはフルニエ・ポイント (Fournier point) とされ、次にディドー・ポイント (Didot point)(1783年頃)が成立する。これら二つのシステムは、フランスで誕生し、大陸で広く使われた。フルニエ・ポイントは、フルニエ (Pierre Simon Fournier) により提案されたものである。シセロ (Cicero) 格の1/12を基準として、ポイントを定義したのである。ディドー (François-Ambroise Didot) はこのフルニエのシステムを改善し、「王のインチ (Pied de roi)」と呼ばれる、フランスのインチ格に、1 ptを1/72インチとして適合させた。フルニエ・ポイントにおいては、1 pt ≒ 0.348 82 mm で、ディドー・ポイントでは 1 pt ≒ 0.375 9 mm に相当する。
欧州大陸では、主にディドーのポイント・システムが使用されていたが、英米では、定まったポイント・システムは普及しなかった。アメリカで活字のサイズが統一されるのは、1886年にMS&J (Mackellar, Smiths and Jordan, Letter Founder) のジョンソン・パイカを共通的に使用することが確認されてからである。
これをアメリカン・ポイント (American point, American printers' point) という。ジョンソン・パイカは 83パイカ = 35 cm とするもので、1 pt = 1/12パイカ ≒ 0.0351 4 cm である。ジョンソン・パイカが 83パイカ = 35 cm とし、それが結局アメリカン・ポイントとして選択されたのは、サイズ体系を維持することで、活字の改鋳を極力避けるためであった。多くの有力な活字鋳造業者がジョンソン・パイカを使用していたため、アメリカン・ポイントを 1インチ = 6パイカ 、1パイカ = 12 pt にしようと運動したホークスの提案は退けられたのである。

互換性
金属活字のポイントには、アメリカンポイントと、ヨーロッパで使用されるディドーポイント、フルニエポイントがある。アメリカンポイント(パイカポイント)は約0.351 4 mmで、日本の出版場面ではこちらが主に使われていた。
なお上述の通りアメリカン・ポイントは、DTPポイント(ビッグポイント)と異なる。

 ポイントとほかの単位系
日本においてポイントと同様な場面で使われる単位に「級」というものがある(1級 = 0.25 mm)。級数制はメートル法をもとにしており、紙の寸法を含めて計算の便が良いという利点もあるが、ワープロの普及などもあり、ポイントのほうがより一般ユーザーレベルで広く使われていると言える。日本語対応しているDTPソフトは級数を扱えるものがほとんどだが、Qで入力すると自動的にptに換算して表示するという形でのみ対応しているものもある。
また、和文のワードプロセッサやワープロソフトで多くの場合10.5 ptが標準である。これは活字の大きさの単位が号数であった時代、5号というサイズが公文書の本文用活字に用いられ、それが約10.5ポイントに相当することから、号数制からポイント制の移行時にもひきつづきその字の大きさが用いられていたためであった。本文の文字サイズとして可読性がよいなどの理由から、現在でも用いられている。なお公文書において5号活字と同様によく使われた4号活字のサイズは、ほぼ12ポイントに相当する。

日本工業規格のJIS Z 8305-1962「活字の基準寸法」では「1ポイントは0.351 4 mmとする」と定められている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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